神戸は様々なスイーツの名店の発祥の地と言われており、1909年に創業したバウムクーヘンの名店「ユーハイム」や、バレンタインチョコの文化を最初に作ったと言われる「モロゾフ」など、実に様々なお店を生み出していることで広く世に知られている。
そんな洋菓子の名店が揃う神戸市だが、最近流行に敏感な若者の間で話題を呼んでいる「はらドーナッツ」もまた、神戸市で生まれ、神戸市に本店を構える著名な洋菓子店の一つとして知られている。なんでも防腐剤や保存料といった人口素材を一切使わず、豆腐から出る豆乳やおからを使用しているのがウケているらしい。ヤマザキのケーキドーナツばかり食べている取材班には無縁の話でもあるが(笑)
今や全国にお店を展開する一大チェーン店となった「はらドーナッツ」だが、そんなはらドーナッツを作る元となったとうふ屋が、神戸市兵庫区にある「マルシン市場」という場所に今も現役で存在しているらしい。今回は、そんなはらドーナッツの原型となったお店「原とうふ店」で本物の豆腐を咀嚼したレポートをお届けする【結論:史上最高に美味しかったです】。
<マルシン市場についてはコチラ>
はらドーナッツの原型となった「原とうふ店」
原とうふ店の歴史と今
原とうふ店は、1964年に創業した豆腐店だ。当初は大阪にて営業を行っていたが、1968年、神戸市兵庫区のマルシン市場へと移転。それ以来、現在に至るまで、ここマルシン市場で営業を続ける老舗のお店となっている。
この原とうふ店の特徴は、何といってもその製品へのこだわりに言えるだろう。輸入の大豆は一切使わず、今や希少となった北海道産の大豆のみを使用。さらに水・にがりにも国産のもののみを使っており、その結果非常に良いお豆腐ができる、という訳だ。もちろん、その分値段は張る(これに関しては店員さんも何度もおっしゃっていた)。しかし、それだけのこだわりがあるからこそこの値段がするというものであり、「都心の百貨店なら1丁1,000円はする」ものを数百円で提供してくれるというのだから、ちょっとしたお祝いに使うには最適なのかもしれない。
原とうふ店のこだわりっぷりは相当なもので、売り場の隣に自前で工場を作り、そこで豆腐を製造するということまで行ってしまっている。もはや観光地によくある実演販売と同じような状態になってしまっているのだが、何を隠そう、ここは残念ながら観光地ではございません・・・。
原とうふ店のお豆腐を実際に購入&実食
お店のご紹介を行ったところでさっそく実食へと移っていきましょう。今回は店員さんイチオシという「生ゆば豆腐」を買ってきました。通常400円ということですが、学生なんでお金がない・・・と悩んでいたところ、(いわゆる訳アリ商品)を譲っていただきました。ありがとうございます!!
さて、気になるそのお味ですが・・・
ウマい!!
豆腐だけで食べてもめちゃくちゃウマい!!
大豆本来の甘味、シンプルだけど奥深いコク、そしてどこまでも広がっていくその味・・・
正直、これまで食べてきた豆腐って何だったんだろう・・・と感じてしまうほどの美味しさだった。これまで食べてきた豆腐の中で一番おいしい、そう言わざるを得ないほどの旨さを感じる一品でした!!
豆腐屋単体で営業を続けるお店が少なくなっている中、この原とうふ店さんはただ豆腐を製造するのみならず、その技術を活かしてドーナツ屋をも成功させた、ある意味希少な豆腐屋さんだ。取材班はまだ訪問していないが、神戸市兵庫区にはこの原とうふ店のみならず、はらドーナッツの本店もあるので、ぜひ一度訪問してみることをおすすめする。
そうそう、はらドーナッツ訪問の際には「グノシー」をダウンロードしておくことをおすすめしておきます。お得なクーポンがついていますので。また、グノシーをダウンロードする際にはモッピーからダウンロードすると追加でポイントがもらえるのでお得ですよ。良ければこちらもどうぞ。