近畿兵庫県神戸市

まるで廃墟。新神戸「コトノハコ神戸」の酷すぎるその状況。【OPA1号店】

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やる気のない営業店舗、それに付随する廃墟。

さて、これまでコトノハコ神戸の酷い現状について書いてきたが、先ほどにも述べた通り、ちゃんと営業している店舗だってもちろん存在する。ここからは、その様子をご覧いただこうと思う。以下は、数少ない営業中のお店の一部だ。

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どう見てもダメです。ありがとうございました。

お店こそあれ、どこもお客さんはいないかった。ゲーセンなんかも無人。日曜日に訪問したにも関わらず、誰もいないという状況は取材班にとっても奇怪な状況を呈していた。ゲーセンなんか、機器の音がそこらじゅうに鳴り響いているのに、そこには誰もいない。正直、「怖い」という以外の表現が見つからない。

3Fのレストラン街も、やはり無人。日本の雰囲気を色濃く残す、テーマパークのような非常にキレイな場所として整備されているにも関わらず、そこには誰もいない。営業しているお店もあるのに、だ(空きテナントとなっている場所もある。営業率は半分程度だろうか)。こういう雰囲気の場所は外国人にウケるのだろうが、現在は新型コロナウイルスの影響で観光客の来訪なんて見込めないし、そもそもそれ以前に神戸市自体があまり外国人に人気がない。そう考えると、わざわざ和風にした意味もないんだろうなぁ、とさえ感じてしまう。

そもそもこのレストラン街自体かなりあいまいな作りをしており、数少ない営業中の洋服店わざわざレストラン街のとなりにくっつけるという、いったい何がしたいのかよくわからない構造を作り出してしまっている。場所ならいくらでもあるんだからさー、もうちょっとなんとか工夫してよねー・・・。

コトノハコ神戸 セブンイレブン

ただ、地下3階のスーパーと3階のコンビニだけは例外で、こちらにはそれなりに人が行き来をしていた。ホテルがあるというのもあるのだろう、結局生活必需品はなんやかんや需要があるのだ。高い洋服や高級飲食店、ゲーセンは必要ないが、スーパーやコンビニはなんやかんや必要な存在だということだろう。

※セブンイレブン コトノハコ神戸店は2022年3月10日をもって閉店しました。

しかし、それにしても大きな建物だ。どう考えても規模が大きすぎる。いつまで持つのか、これも時間の問題だと思わざるを得ない・・・。

今も残る「新神戸OPA」の面影

コトノハコ神戸 外観

先ほども書いたように、コトノハコ神戸そのものは2019年開業と、比較的新しい施設だといえる。しかし、この建物そのものが2019年に作られたのかというと、決してそんなことはない。この建物は、実に33年前、1988年につくられた建物なのだ。しかも、この建物は、いまや全国規模でお店を展開している、オーパの1号店であるというから驚きだ。

オーパという店舗を知らない人に説明しておくと、オーパはファッションビルの一種だ。オーパを知らなくても、マルイ、パルコといった名前は知っているかもしれない。そのマルイやパルコと同じような店舗構成をしているお店、それがオーパだ。

なぜこんなところにオーパの1号店があったのかという問題については今回の主旨に関係ないためWikipediaに譲るとして、ここではコトノハコ神戸に今も残る新神戸オーパの面影について、写真とともに解説していこうと思う。

まずはこれ。入口の扉にあるマークである。上にある「2」という数字はその階を示しているのだが、その下にローマ字で「OPA」と書かれている。Oの上に横線が引かれているのがポイントで、わざわざ横線を引くあたり、当時と今とでローマ字に対する考えが異なっているのがよくわかるだろう。

コトノハコ神戸に残るオーパの跡

続いてはこちら。屋外エスカレーターを降りたところにある、階数表示だ。一見するとわからないかもしれないが、マンホール風の模様の外周に「Shinkobe Oriental Park Avenue」と書かれているのが読み取れる。神戸らしいおしゃれさを表現したかったのだろうが、残念ながら今のコトノハコ神戸はおしゃれどころか、廃墟寸前という状況に追い込まれてしまっている。まさかこうなるとは思っていなかっただろうな。

そして最後にこちら。オーパを創った創業者、中内功による有名なセリフ、「良い品をどんどん安く」の看板だ。中内功は大阪・千林に1号店を持つ(現在は閉店)ダイエーを創業した人物として知られているが、実はオーパをつくった人物でもあり、そのような事情もあるためか、本来ダイエーの目標であるはずのこのセリフがこんな場所にも書かれているのだ。なお、このボードは目立たないところにあるので注意(布引ハーブ園側出口のところにある)。

なお、正確には「良い品を どんどん安く より豊かな 社会を」と書かれている。

<ダイエー創業地に関してはコチラ>

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まとめ 正直苦しいか

コトノハコ神戸 外観

いかがだっただろうか。今回は、新神戸・コトノハコ神戸の現状についてお伝えした。オーパが撤退し、リニューアルオープンしたにも関わらずこの有様だということを考えると、正直な話、コトノハコ神戸の未来は厳しいと言わざるを得ないだろう。その中で、どうやってかじ取りを行っていくのか。コトノハコ神戸の力量が試されている。

まあこんな状況じゃ通路に電子レンジや発泡スチロールの箱も置きたくなるわな。

コトノハコ神戸のその昔「新神戸オリエンタルパークアベニュー」時代の資料を読む。
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