全体的にマイカル感の強い2番街だが、その中でも最もマイカル感を感じられるのは、何と言ってもこの謎の壁画だろう。先ほど、元々海底をイメージした建物であると述べたこの2番街だが、その中心部には「海の広場」と呼ばれる広場があるようで、その象徴としてこんなものが設置されたのだという。
かつては異常にクセの強い噴水があったマイカル明石の海の広場だが(写真はコチラ)、現在はそれも撤去され、イベントスペースとして活用されている。大きな吹き抜けもあるし、この点では好都合だ。
実際に取材班が訪問にうかがった際も、ソフトバンクによる携帯の展示会・契約会が行われていた。噴水がないのは少々残念だが、これはこれでアリなのではないか。商業施設の中に川が流れている施設も中にはあるそうですが。
旧明石サティ 3番街
2番街を抜け、3番街へ。ここは元々サティとして営業していた建物で、現在もイオン明石店としてほとんどがイオンの直営売り場として営業を続けている。
こちらに関しては全体的に大がかりなリニューアルが施されているようで、マイカルらしい光景はかなり失われつつあるのが現状だ。
とはいえ、その意匠が全くもって消えたということはなく、まだまだその景色が随所に残っている。内部の案内板一つ見ても「SATY」の文字がうっすらと残っているし、エスカレーターの看板もサティ仕様だし、サービスカウンターは4階(最上階)にあるし・・・。
ちなみに、2番街にもフードコートがあるのにも関わらず、なぜか3番街にもフードコートが設置されている。これだけ広い施設、同じものが2つあっても良いか、とも思うが、なぜこんなことをするのか、不思議でならない。
後から増設されました 5番街
最後は5番街。こちらは他の建物と異なり、2000年の開業。そのためか元々テナントが少ない状態で開業したそうで、現在もテナントはペット店のみ。多くは駐車場として整備されており、閑静な景色が広がっている。
全体的に賑わいを見せる明石のイオンだが、ここ5番街に関しては例外で、人の通行も少なく、静かな景色が広がっていた。
しっかしものすごい規模だな、こりゃ。これからJTの跡地が再開発されるそうだが、この街はこれからどう変わっていくのだろうか。今後に期待するしかない。