近畿大阪府茨木市

元マイカル茨木・イオンモール茨木の賑わいっぷりに格差を感じた件

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全国に店舗を構え、再開発エリアにこぞって出店した大型小売業・マイカル。そのマイカルと再開発は切っても切れない存在にあるようで、全国にこの手の店舗が実に多数あるから見ていて本当に面白い。

マイカル茨木

さて、今回はそんなマイカルの店舗のうち、比較的末期に開業した「マイカル茨木」へとやってきた。全国にいくつか存在した「マイカルタウン」と呼ばれる大規模ショッピングモールの中で最後に開業した施設となっており、その関係からか他とは異なる部分が多くあるのだとか。今回は、そんな他とは変わった特徴を持つ「マイカル茨木(現・イオンモール茨木)」について、その様子を見ていくこととする。

マイカルタウン最後の星・マイカル茨木

マイカル茨木

マイカル茨木は、大阪府茨木市に位置する商業施設。日本専売公社(現・日本たばこ産業)の茨木工場の跡地を再活用する形で2001年に開業した。日本食糧新聞のニュースによると「21世紀に向けての象徴的店舗」という記載があることから、フラッグシップ的位置づけとなっていることが容易に想像できる。実際はこの2001年に経営破綻する訳ですが・・・

マイカル茨木

元々は百貨店のそごうが敷地面積64,700㎡という超巨大な施設を出店する予定だったというこの場所。その面積の大きさからかマイカル茨木もとてつもない大きさのものが完成しており、マイカル小樽(現・ウイングベイ小樽)には及ばないものの、マイカルタウン・イオンモールの名に恥じないとてつもないものが完成・営業している。

【廃墟?】元マイカル小樽・「ウイングベイ小樽」の苦しすぎる現状を観察する【ではないが・・・】
日本最大級の小売業者として一世を風靡したマイカル。その跡は全国各地に残されており、当方でもこれまで何軒か元マイカルの店舗を再開発と絡める形で取材してきた(マイカルの記事一覧はこちら...

マイカル茨木

ところが前述の通り、マイカルそのものがマイカル茨木の開業した2001年に経営破綻。その後、マイカルがイオンの傘下に入ったことにより、マイカル茨木もリニューアルが順次行われたという。開業から間もないうちにイオンの下に入ったという特有の事情からか、マイカル独特の景色があまり残っていないのが実情なのだそうだ。

マイカル茨木

現在では開業当初存在したビブレもなくなり、「ごくごく一般的なイオンモール」という立ち位置に落ち着いているこのマイカル茨木。ここからは、そんなマイカル茨木(現・イオンモール茨木)の現状を詳しく見ていくとする。

マイカル感皆無の店内

マイカル茨木

さっそく店内へと入っていこう。駅側から中に入るといかにも荘厳な空間がすぐにお出迎え。とはいえ、この中はいかにも普通のイオンモールという印象。特に違和感は感じなかった。マイカルタウンにありがちな「〇番街」という表記も見かけない。

マイカル茨木

 

マイカル茨木

中の様子を見ていく。非常に落ち着いた雰囲気で、当時量産されたごくごく一般的なイオンモールに比べると豪華な印象こそ受けるが、特別すごい印象は感じない。それにしてもお客さんが多いな。ほかのマイカルタウンと比べても特に多いといえるかもしれない。

マイカル茨木

館内各所を回っていくが、特に違和感は感じない。かつてはサティ・ビブレ・ダイナレックス(アミューズメント施設)等々が立ち並んだエリアになるのだろうが、今はサティもビブレもなくなり、イオンと専門店が並ぶ一般的な商業施設に落ち着いている。

マイカル茨木

上の階に上がっていこう。こちらも全体的に普通。あまりに普通過ぎてコメントが出来ないのが申し訳なくなる。

マイカル茨木

マイカル茨木

館内には映画館「イオンシネマ」も営業を行っており、ワーナーマイカルシネマ時代から現在に至るまで営業を続けている。こちらは他と異なり、ワーナーマイカル時代の面影が多少ではあるものの残っている模様。このあたりにはアミューズメント施設のダイナレックスも営業を行っており、その面影があるそうだが、取材班が訪問した際は見つけることができなかった。

マイカル茨木

マイカル茨木

マイカルとして営業していた期間が短いということもあり、あまりその時代の名残のないこのマイカル茨木。しかし、実際によくよく見てみると、マイカル向かいの粉スポーツクラブの横にある地図にて「マイカル茨木」の文字を確認できたほか、館内のエスカレーターではマイカル時代特有のメロディが流れており、少しだけではあるが時代の名残を感じることができた。

しかしここまでガッツリ変わっているとは思いもしなかった。実際、訪問時も相当な数のお客さんがいたし、相当なドル箱店舗になっているのは間違いないでしょうね。マイカル時代の思い出は残念ながらほとんど消え去ってしまっていますが・・・

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