阪急宝塚線・岡町駅東側に広がる商店街。駅に近い側が「岡町商店街」、駅から少し離れた側が「桜塚商店街」となっている。どちらも江戸時代の町場から続く由緒ある商店街で、現在も昔懐かしい光景が各所に広がっている。今回は、これら2つの様子を見ていくこととしよう。
岡町商店街
阪急岡町駅の目の前から東側に伸びる形で立地。アーケード商店街のほか、阪急の線路に平行する形で伸びる半アーケード形式の商店街がセットになって広がっている。
中の様子はまさに昭和そのもの。チェーン店も多少あるものの割合としては低く、看板や照明、床のタイルなどもあいまってなかなかに渋い風景が完成している。さすがに江戸時代の町場を基礎にしている商店街、歴史の深さは伊達じゃない。
商店街は一本道ではなく、東西南北にごちゃごちゃと枝分かれする形で構成されている(これはのちほど紹介する桜塚商店街も同様)。駅から少し逸れたエリアはシャッターを閉めている店舗も多く、閑静な雰囲気が広がっていた。
桜塚商店街
岡町商店街から続く形で、桜塚商店街のアーケードへと接続する。桜塚商店街はアーケードの先を抜けた先にも商店街が続いており、なかなかに雰囲気の良い場所が広がっている。
桜塚商店街は岡町商店街の奥に広がっているが、100円ショップやスーパーなんかもありお客さんの数は意外に多い。しかしその一方、個人経営店は全体的に経営も苦しいようで、夜のみ営業する店舗が多いのもあるからなのか、お店のシャッターが所々閉じられたままとなっていた。
桜塚商店街の内部には「桜塚ショッピングセンター」なる商業施設も入居していた。これもなかなかに渋い場所だったのだが、こちらについては別の記事でお送りすることとします。
大阪府豊中市・桜塚ショッピングセンター(2023年3月訪問)
大阪府豊中市・桜塚商店街内に所在。「ショッピングセンター」という名称だが協同組合によって運営されており、スーパーや100円ショップなどの核店舗のほか、個人経営の店舗が数十店舗入居。...
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