続いて地下2階だ。地下2階にはスーパー「阪急オアシス」が入居している。こちらに至っては特に何の変哲もない普通のスーパーとなっている。地下1階よりスペースが広いということもあり、地下1階に比べて余裕のある設計となっているのが特徴だ。地下1階と地下2階、逆にすべきだったのでは?とも考えてしまうが、そうすると渋滞が起きてしまうから仕方ないか。
こちらの品揃えもなかなかのもの。スーパーらしい「野菜」「果物」「鮮魚」「精肉」といったコーナーはもちろんあるし、それに加えて「全国のうまいもん 集めました!」のようなコーナーも整備されていた。地下1階のフードマーケットも含めると、素晴らしい品揃えといえよう。近隣に競合の「いかり 神戸三宮店」が営業していることもあるが、それに負けじと頑張っていることがうかがえる。
そんな地下2階のスーパーだが、なんとスロープなしの段差が存在する。なんでもこの階段から先のエリアでは早朝営業(朝8:00~)をするようで、そのエリア区別のため、地下鉄との連絡のために設けられた「やむを得ない」段差のようだが、どうなんだろうね、これ。なお、この店には買い物カートが無かったのだが、これもこのせいなのだろう、まあ神戸ってそもそも坂の街だし、仕方ないか。
※なお、この結果一部の売り場が通常のスーパーとは異なる状況になっています(酒類売場と飲料売場が離れているなど)。予めご注意ください。
※早朝営業エリアでは、主に「飲料」「乳製品(ヨーグルト等)」「惣菜」「パン」を取り扱う模様です。
なお先ほども書いた通り、このビルの地下2階は地下鉄の三宮駅と連絡しており、駅コンコースから直接施設内に入れるようになっている。ただし、実際につながっているのは地下階のみで、1階以上のテナントに行くには一度地上に出る必要がある(=ここから入っても一度地上に出ても変わらない)ので要注意。
さて、地上階に戻ってきた。ここからは地上階についての解説を加えていこう。地上階のテナントに関して言えば、駅の北側の通り(通称サンキタ通り)とJRの高架との間にあるエリアに店舗が並ぶシステムを取っている。現在はサンキタ通りの一部が歩行者天国となっており、このような形で歩行者が自由に歩くことができるようになっている。
地上階には駅から最も近い「スターバックスコーヒー」を筆頭に多くのレストランやカフェが並んでいるが、そんな中でもやはり特筆すべきなのは「オープンカフェが多くの店舗に整備されている」ことだろう。サンキタ通り側に店を構える店舗に関してはほぼ全ての店舗でこのような設備が設けられており、晴れた日には気持ち良い雰囲気で食事を楽しめること、間違いなしだ。
さて、西口までやってきた。東口側ではほぼ完成しているこの商業施設「エキゾ三宮」だが、西口エリアではまだまだ工事が進んでいるようで、道路工事をする作業員の姿が多く見られた。そういえばこの先にやたらアクセスしにくい高架下商店街がありましたが、あちらの営業妨害にはならないんですかね・・・
<やたらアクセスしにくい高架下商店街>
なお、かつて西口のマクドナルドがあったエリア、通称「西マク前」には「Kobe new world」なる店舗が営業を行っている。「神戸の新しいフードカルチャーを発信!」ということで、デリカフェレストランが一体となった新しい形のレストランを運営するそうだ。なかなか面白い試みだが、マクドナルドすら再出店を諦めるあの場所、やっていけるのか・・・?
西口に関しては工事真っ最中。ここもこれから時間をかけて変えていくのだろう。庶民的なお店が多く並んでいたこのエリアだが、ここも阪急の手によってオシャレ(笑)エリアへと変えられてしまうのだろうか。庶民は苦しいぜ。きったねえけど安くて美味い飯が食える店ももっと増えて良いと思うんだけどね・・・。
なお、JRと阪急との間にある細い道の阪急側にも新しくお店が出店している。ここも「エキゾ神戸三宮」の一部なので、お間違いなきように。それにしても、このエリアはキラキラしい阪急側と古さの隠せないJR側の対照的な組み合わせが本当におもしろい。まあ入ってるお店はそれほど変わらないようですが。さすがの阪急といえど、ここはJRに譲歩した模様だ。
それにしても、スゴい混雑だな・・・ 昼の3時前、もう明らかなアイドルタイムだというのにこの有様だ。このエリアの集客力がいかに大きいのかを身を持って体感させられる。