関東東京都港区

シーバンス ア・モール 東京湾岸再開発の先駆け、その商業棟を観察

※本ページにはプロモーションが含まれております。

再開発の続く街・東京23区。その中でもウォーターフロントの再開発には目を見張るものがあり、最近では地下鉄の建設が発表されるなど、その勢いは留まることを知らない。

シーバンス

そんな東京のウォーターフロント開発の先駆けとなったのが、1991(平成3)年に開業した「シーバンス」である。既に開業から30年以上が経過いているというなかなかの物件だが、現在に至るまでその近未来的な姿を今の人々に伝え続けている。今回は、そんな東京湾岸地域のオフィスビル「シーバンス」、及びその商業棟「シーバンス ア・モール」について、その中身を見ていくとする。

湾岸再開発の先駆者「シーバンス」

シーバンス

画像はWikipediaより抜粋

シーバンスは、東京都港区に位置する再開発ビル。倉庫街だった場所を再開発する形で、NTT及び清水建設を主力地権者として1991(平成3)年2月に開業した。「シーバンス」という名称は「海(SEA)に向かって発展(ADVANCE)する」ことに願いを込め、SEA+ADVANCEでSEAVANS(シーバンス)という名称がついているのだとか。なお地権者である清水建設は近年まで当地に本社を構えていたが、現在は東京都中央区に本社を移転している。

シーバンス

建物はN館(北側)とS館(南館)の2つのオフィスビル、及びその中間に位置する商業施設「ア・モール」の3つの建物で構成。N/Sという独特の名称はもちろん南北(North/South)から来ているが、これは建設主体となったNTT都市開発のNと清水建設のSとも掛け合わせている。

シーバンス

元々倉庫街だった場所に作られたシーバンス。その場所からも分かる通り、周辺には数多くの運河が流れている。水の都というとどうしても大阪が思い浮かびますが、東京もどうやらあまり変わらないようですね。

4層吹き抜けの商業施設「ア・モール」

まるで公園!?自然あふれる屋内モール

シーバンス

シーバンス全体の概要について見たところで、その商業棟にあたる「ア・モール」の様子について見ていこう。先述した通り、ア・モールはシーバンスの商業棟にあたるエリアで、4階建ての建物に様々な施設が立ち並んでいる。

シーバンス

2022年訪問時のフロアガイドは以下の通り。最新のショップリストは公式サイトよりどうぞ。

注:公式サイトが(なぜか未だに)flash playerを使っているため、要注意です(2023年1月3日確認)。

※解消されていました(2023年1月12日)。対応が早い(笑)

シーバンス

シーバンス

中の様子を見ていこう。・・・これはまたすごいな。この独特の構造、そして森林あふれる雰囲気。いかにもバブルな感じの雰囲気がプンプン出ている。この変わった施設空間は「光・水・緑」をテーマとしたものなのだそうで、商業施設というよりは公園といった雰囲気を感じさせる。この独特の情景が評価され、1991年度には都市景観大賞を受賞。再開発には「とりあえず建物を詰め込む」ことをしがちだが、このシーバンスはそれを行っておらず、非常に独特の情景を醸し出している。

シーバンス

「アトリウム棟」と呼ばれるこのア・モール。今では幕張新都心やみなとみらいにもありそうな、「ありがちなデザイン」となってしまった印象も否めないが、1991年開業でこれができるという当時の状況に羨ましさを感じずにはいられなかった。

コンビニが近すぎる件

シーバンス

ところで、このシーバンス ア・モールにはテナントとして「ローソン」「ファミリーマート」の2つのコンビニが出店しているのだが、この2つのコンビニ、

シーバンス

シーバンス

なぜか異様に近いのだ。まさかの隣同士という驚きの立地で、相当な需要があることがうかがえる。

シーバンス

この2つのコンビニ、どうやらローソンが先にお店を構えており、2019年になってファミリーマートが後から進出。結果、今のような構図となってしまっている模様。なんだかものすごい激戦模様となってしまっていますが、お互い切磋琢磨して頑張ってほしいものです(笑)

タイトルとURLをコピーしました