イオン系百貨店「ボンベルタ成田」として1992(平成4)年開業。開業当初からスーパー「マルエツ」が入居するなど、百貨店とショッピングセンターのいいとこ取りをしていたが、2024年に大規模改装を行い、都市型ショッピングセンター「そよら」にリニューアル。ボンベルタとして営業していた最後の店舗であり、この改装閉店をもって「ボンベルタ」が消滅した。
住所:千葉県成田市赤坂2-1-10(本館)・成田市赤坂2-1-13(アネックス館)
アクセス:JR成田駅・京成公津の杜駅よりバス「そよら成田ニュータウン」下車
※JR成田駅からは約20分に1本のペースで運行。京成公津の杜駅からは約1時間に1本程度
本館
旧ボンベルタ本館。ボンベルタ時代から「イオン」の文字が掲げられていたが、リニューアルにあたり「そよら」の文字が追加された。そよらは「そら、寄って、楽しんでいって!」の略語らしい。
大理石を使用したいかにも元百貨店らしい美しい空間が広がる。が、「そよら」という青い文字がその雰囲気を驚くほど破壊してしまっており、なかなかに斬新。
訪問時は館内改装中ということもあり、一部エリアのみの開業に留まっていた。それでもショッピングセンターらしい明るい空間はしっかりと保たれており、過ごしやすい空間が広がっていた。このあたりは今後に期待というところですね。
ボンベルタ時代に造られた遺構(?)のようなものも少しだけではあるが残されていた。ボンベルタ末期には百貨店らしいものはもはや1階の化粧品売場と銘品売場ぐらいになっていたのだが、これもしっかりと残されていた。そよらって、もっとあっさりしたショッピングセンターなのかなと思っていたのですが、このあたりは結構しっかりしてました!
アネックス館
本館向かいに立地。A館とB館に分かれており、どちらも3階建て。連絡通路は2階と3階に設置されている。現在は商業エリア少なめで、多種多様なテナントが入居している。
本館に比べ、全体的に空きが目立つアネックス館。ボンベルタ時代からアネックス館はこんな感じでしたが、良くも悪くも変わっていない印象。ボンベルタ時代当時の雰囲気が残っているのもどっちかというとアネックス館かもしれない。
とはいえこの元百貨店らしからぬのんびりした雰囲気がいかにもニュータウンらしくて素敵。地域の皆様に愛される場所として、今後も頑張ってほしい限りです。