阪急池田駅南側に立地。「池田駅南地区第1種市街地再開発事業」により1987(昭和62)年4月15日にオープン。池田駅の南側と、道路を挟んださらに南側に1棟ずつ建物が建造されており、それぞれ「A街区」「B街区」という名称が付されている。ただし建物の規模はA街区のほうが圧倒的に大きく、B街区はあくまでサブ的な位置づけとなっている。核店舗として「ダイエー」が入居していたが2018年に閉店、現在は専門店街「IKEDIA」が営業を行っている。
ダイエーはサンシティ内での営業は終了しているが、現在も近隣にある旧新館にて営業を続けている。専門店街もなかなかにテナントが埋まっており、そこそこの集客を見せているようだ。
再開発前は店舗・事務所・住宅などが混在し、1967(昭和42)年に開店したダイエーと合わせて「ダイエー通り」と呼ばれ賑わいを見せていたこのエリア。しかしその一方、駅を挟んだ北側で再開発計画が着々と進行する中「客を取られるのではないか」という危機感もあり、駅前という土地をより活かしたい行政の思惑もあいまって再開発が行われることとなった。商店街の名称に「ダイエー」の名前が入るのは関西では割とよく見られる。
中の様子を見ていく。中は2019年に開業した「IKEDIA」エリアと昔ながらの「サンシティ」エリアが共存しており、なかなかに差が激しい。店の数もそれなりにあるようだが、全体的にシャッターの下りているエリアもそこそこあるようで、リニューアル前のエリアではそれがよく目立った。特にリニューアル前のエリアでは老朽化もあいまって暗い雰囲気が漂ってしまっており、本当にもったいない。
2023年の訪問時点で既にサンシティ撤退から5年の歳月が経過していたダイエーだが、訪問時にはダイエーのロゴが至るところに残っており、なんとフロアガイドにもダイエーのエリアが黄色く塗りつぶされたままの状態で残されていた。さすがに変えようぜ・・・。
館内には図書館や病院などの福祉施設も充実。最近この手の施設がかなり増えた気がするんですが、確かにあれば便利な存在ですよね。
施設の入口には「サンサン広場」なるちょっとしたエリアも設置。今どき珍しく噴水が稼働を続けている。施設もリニューアルしたことだし、もっとたくさんのお店で賑わうことを願うばかりです。