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【USJの裏側】ユニバーサルシティ駅東側の謎の住宅街、そこには一体何があるのか【此花区】

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大阪府大阪市此花区に所在する「ユニバーサルシティ駅」は、大阪観光をする上では外すことのできない「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、通称USJの最寄り駅であり、そしておそらく取材班からすると遠い遠い存在であるはずの場所でもある。一応当方USJの年パス持ちで、よくこの場所には遊びにも来るのだが、取材でこんなところ行くわけねーよ!アホ!とでも思っていたのだが、驚くことに来訪することになってしまった。

ユニバーサルシティ駅前

JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅。正式には「桜島線」が正式名称なのだが、JRのアナウンスなんかでも「ゆめ咲線」なんて呼ばれているし、まあこれで良いとする。「ゆめ咲」の名前はこの周辺に所在する島の名称から取ったもので、「ゆめ」は夢洲(2025年大阪万博の行われる場所)、「咲」はこのUSJのある咲洲のことを指している。その割にはいつまでも夢洲に行かないし、なんだか名前倒れ感になっている感じが否めない。JR西日本によると、夢洲にIRの建設が決定した場合には夢洲まで延伸整備を行うとしているそうだが、いったいいつになるのか・・・といった次第だ。

google map ユニバーサルシティ

さて、今回ご紹介するのは上の赤色で囲ったエリアになる。大阪方面からユニバーサルシティ駅に行くと、安治川口駅を出たところで急に線路が高架になり、周りを高層マンションに囲まれた異質な空間に出ると思うのだが、その高層マンションのある空間だ。このエリアは、USJに行く観光客はもちろんのこと、USJやその周辺の工場で働く人々も通ることもない場所で、地元住民のみが足を踏み入れる、ある意味「人を寄せ付けない」場所になっている。今回はそんな「裏USJ」とでもいえるエリアについて、実際に訪問した際のレポートをお届けしようと思う。

ユニバーサルシティ地区唯一のスーパー「フードショップまるとみ」

ユニバーサルシティ駅前

ユニバーサルシティ駅周辺の住宅街へとアクセスする方法は3つある。

まず1つ目が、駅の改札を出て右に進むという方法。通常、駅からUSJへとアクセスするには改札を出て左側に進む必要があるのだが、それとは逆に進むというものだ。この方法は、駅の南側にあるマンションに行くのによく使われる。

続いて2つ目。駅の改札を出て左に進み、シティーウォーク手前にある階段を降りるという方法だ。一般に最もよく使われる方法で、取材した日も数多くの人がこの階段を上り下りしており、メインルートであることを実感させられた。駅北側の住宅街へ行くには先ほどのルートが使えないため、ここを使うのが現実的な選択肢といえるだろう。

そして最後に3つ目。これは非常に分かりにくいのだが、

ユニバーサルシティ駅前

ユニバーサルシティ駅前

駅を出てすぐに現れる、ユニバーサルシティウォークにある「HEAD WEAR Flava」と書かれたところに、住宅街へとつながる隠れ通路が存在しており、そこを通って住宅街へと通り抜けていく方法があげられる。ここからも住宅街へ出れるとは取材班も思っておらず、これを発見したときは我々も驚いてしまった。

リバーモール

さて、先ほどの隠れ通路を抜けると「リバーモール」なるショッピングモールが立地しており、ベーカリーやスーパー、病院や保育所等が営業している。

リバーモール スーパー

※フードショップまるとみシーポート店は、2023年1月15日をもって閉業しました。

その中でも最も面白いのはやはりスーパーだろう。「フードショップ まるとみ」と名付けられたこのスーパーは、都会とあって比較的小規模ではあるものの、ひととおりの商品はそろっており、なかなか便利な場所となっている。なお、この周辺にここ以外のスーパーは存在せず、ここ以外のスーパーとなると西九条駅まで出るか、もしくは川を渡って朝潮橋・大阪港方面に行く必要がある。このスーパーはライフライン的存在となっているのだ。

リバーモール スーパーまるとみ

このスーパーだが、やはりスーパーということもありコンビニと比べても安くモノが販売されていた。それでも通常のスーパーと比べるとやや高価ではあるが、これくらいなら十分でしょう。高層マンションに住む人なんてお金持ちに決まってるしね。だいたいユニバーサルシティウォークのローソンはぼったくりなんだよなお、やはりスーパーということもあってか、営業時間は10:00~20:00と、早朝深夜の営業には対応していないようだ。朝一番からUSJに行くガチ勢は使えないのでご注意を。

緑あふれるマンション街「リバーガーデンシティ」

リバーガーデンシティ UCW側入口

さて、ユニバーサルシティ駅周辺で唯一のスーパーについてご紹介したところで、いよいよ本題の住宅街へと突入しよう。リバーモール横の階段を降り、さらに東側へと進むことにする。

階段を降りると、目の前には工場地帯が。もともとこの周辺は工場地帯だったことを思い出される瞬間だ。ユニバーサルはディズニーに比べるとテーマパーク感が薄いなどとよく言われるが、園内から工場が見えないあたりはやはりユニバーサル。さすがである。

リバーガーデンシティ

しかし、工場地帯の反対側には高層マンションが立ち並んでいる。道路を挟んだ両者の違いにも驚かされるが、それと同時にこの場所がどういう歴史をたどっているのか、ということを知れる良い風景でもある。しかしスゴい風景だな、これ・・・ タワマンの高層階に住んだは良いが、毎日工場の風景を見るだけという未来が目に見えて感じられてしまう。

リバーガーデンシティ

ユニバーサルシティ駅東側に位置する住宅街のうち、線路を越えた北側にあるエリアに関しては「リバーガーデンシティ」というエリアになっており、地場デベロッパー「リバー産業」のもと、緑豊かなマンション街を作る形で再開発が行われた。総戸数は1,222というから、地場業者にしては随分と規模の大きい街だ。なお、このリバーガーデンシティには「アリスの森」という愛称がついており、線路に隣接する通路(これについては後述)には「アリスの森のさくら道」という愛称がついている。そういえば不思議の国のアリスってディズニー映画にも登場するんですが、どこかから怒られたりしないんですかね・・・。

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